おすすめの一冊

2020年08月22日

皆さま、この蒸し暑く外に出るのも億劫になるような日々をいかがお過ごしでしょうか。

僕はというと、日が差し込まぬようカーテンを閉め切り、エアコンを惜しみなくフル稼働させて、いかに外に出ずにダラダラ過ごすかということに力を注いでおります。

早く涼しくなってほしいものですね。

 

さて、今回のテーマ”最近あった嬉しかったこと、楽しかったこと”についてですが、、、、、

最近読み返して改めて面白かったという小説を簡単に紹介させていただこうと思います。

 

紹介する本は、伊坂幸太郎さんの”死神の精度”という作品です。死神の精度 (文春文庫) | 幸太郎, 伊坂 |本 | 通販 | Amazon

この作品は死神が人間の姿に扮し、8日後に不慮の死を迎えるであろう人に接触・調査し、その人をそのまま死なすか、その死を見送りにするかを判断するというユニークな設定の短編集です。

設定もユニークですが、主人公の死神”千葉”のキャラもユニークで、死神であるがゆえに言動が少しズレていたり、大好きなミュージックを聞くために仕事を抜け出したり、人間の死には興味がないが人間には興味がある、冷淡だけどどこか憎めない、そんなところが魅力的に感じます。

”死神”とタイトルにあるため、暗い雰囲気で物語が進むのかと思いきや、死神”千葉”と他の登場人物との会話の軽快さや、その独特な世界観に引き込まれて、買ってからすぐに読み終えたのを覚えています。

 

今回は”死神の精度”を紹介しましたが、伊坂幸太郎さんの小説は面白く、読みやすい作品が多いです。

独特な言い回しや一風変わった設定、魅力的な登場人物たち、また一人の登場人物が他の作品にも顔を出していたりと、読み返すたびに時間を忘れて読みふけってしまうほどです。(最近は知らぬ間に寝てしまい、ただ時が過ぎていることもありますが、、)

このブログで少しでも興味を持った方は是非、書店で手に取って読んでみてはいかがでしょうか。

それでは、よい本に巡り合えることを、冷房をガンガン効かせた暗~い部屋から願っております。  K

P.S. 誤字脱字、および拙い文章には目を瞑ってください。